社長挨拶

時代を、文化を、人をつなぐインターフェイスとしての一翼を担う。
日本の食文化を代表する食品のひとつとして、時代を超えて受け継がれてきた数の子の市場は今、成熟期を迎えています。これは私たちメーカーはもちろん、生産から販売まで担う関係各位の不断の努力によるものと考えています。一方、原料の生産地が変わり、製造工程が変わり、ライフスタイルが変わり、嗜好や価値が変わっても時代に受け入れられ、時代とともに生きていく、伝統の持つ逞しい生命力を改めて認識させられます。

株式会社やまかは、株式会社加藤水産のグループ企業として誕生してから今日まで、徹底した質へのこだわりを堅持しながらも、消費動向へも敏感に反応し、製品開発や販売体制など、きめ細やかで柔軟な対応をめざしてきました。なかでも、製造工程における衛生・品質管理の徹底は私たちの最大のテーマであり、その実現のために極めて高いレベルの基準を独自に設定、製造ライン全体と各行程はもちろん、施設・設備面、ラボによる検査・分析、スタッフの意識向上など、多面的なクロスチェック方式を取り入れ、質に対する責任を果たしてきました。そして安全性の追求という視点からHACCP(ハサップ)取得も、その一環といえます。また、株式会社加藤水産とは「数の子市場」という共通のマーケットを巡る良きライバルとして競い合う一方、半製品化工程・原料情報・ラボ・社内LAN・人事交流など幅広い共有化を進め、生産効率・情報効率・人材効率を高めて相互の対応力を強化しています。

先人が積み重ねた伝統を守りながら、今、私たちにできる最高のテクノロジーとシステムを注ぎ込み、新たな「伝統」として次の時代に継承していくこと。いわば食文化のインターフェイスとしての役割が、伝統食品「数の子」を通じて、私たちに課せられた使命です。"やまか"は時代を、文化を、人をつなぐインターフェイスとしての一翼を担い、限りない質の追求を通じて、その義務を果たしたいと思います。
株式会社やまか 代表取締役社長 加藤泰敬